こんにちは!AIしばです!🐾🐾
今回はAIを使ってExcelの関数を作る最も簡単な方法について解説していきます。
動画でもサクッと解説していますので見やすい方で見ていただければと思います!
Perplexityを使ってエクセルの関数を作る
今回はPerplexity AI(パープレキシティ エーアイ)というAIツールを活用してエクセルの関数を作っていこうと思います。
Perplexityとは?
Perplexityはテキストで質問を投げかけることでAIが文章を作成したりWeb検索を行い回答してくれるサービスです。
Perplexityで関数を作るメリット
エクセルの関数を生成する専用AIツールがある中、なぜ専用ツールではないPerplexityを使うのかと言いますと、関数生成ツール(GPT EXCELやNumerous AI)には、以下のようなデメリットがあるためです。
- チャット形式での返答ができないため、関数を修正したり調整したりするのが難しい
- 関数に関する前提知識がないと適切な指示を与えるのが難しい
- プロンプト(指示文)を保存できない
- 質問ができない
一方、Perplexityの場合は次のようなメリットがあります。
- チャット形式で相談しながら関数を作れる
- プロンプトを保存できる
- 無料で使える
- 知識ゼロでできる
まとめますと次のような違いになります。
Perplexity | 関数専用ツール | |
---|---|---|
チャット応答 | ||
エクセルの知識 | 不要 | やや必要 |
プロンプトの保存 | ||
金額 | 無料 | 一部有料 |
専用ツールも使い慣れれば良いかもしれませんが、Perplexityのほうがより柔軟なやり取りが可能&より複雑なことができます。
Perplexityを使って関数を作る手順
早速ですがPerplexityの公式サイトを開いてみましょう。
中央に入力ボックスが表示されるので、そこにやりたいことを入力すると回答してくれます。
今回はエクセルの関数を生成するために使用しますが、Webの情報を検索したり文章を生成するといったことももちろん可能です!
指示文を入力
試しに、次のような文章で指示をしてみました。
↓こちらのリンクから実際の回答画面を閲覧することができます。
https://www.perplexity.ai/search/A2B2C2D2-9XU0bBHgS_G_8roNPZCz_A
リクエストに応じた関数とその解説をしてくれているので、エクセルにコピペすれば・・・
↓↓↓
完成です!たったこれだけ!
指示文(プロンプト)のテンプレ
簡単なテンプレ(と言えるほどのものでもないですが笑)を用意しました。
以下のようなエクセルの関数を作成して下さい。
条件
・例:B2に記載されている名前と苗字の間に全角スペースを入れてください
・
・
()の部分を各々の条件に書き直して使用してください。
指示文は、このくらい簡単な構造で十分です。
関数の例を確認したいだけであれば「B2」などといったようにセルを指定して依頼する必要もありません。
よく、『命令文・条件文・出力形式・・・』と言ったように指示文を構造化するやり方がありますが、そこまで仰々しく考えずとも簡単に関数を生成することができます。
修正依頼をする
さきほどの関数を全体に適用したところ、一部でエラーが出てしまいました。(#####の部分)
日をまたいだ計算がうまくできていないようでしたので、それを修正する指示を出してみたいと思います。
『日をまたいでも計算できる関数に直してください』と指示するだけで、以下の関数を生成してくれました。
=IF(AND(A2<>””,B2<>””,C2<>””), IF(B2<A2, (B2+1)-A2-C2, B2-A2-C2), “”)
エクセルに適用させます。
今度はすべてがきれいに処理されました!
こんな感じで、前回入力した内容に対して追加で依頼をすることができるので、いちいち全文を入力し直したりする必要もなくサクサクと修正を行うことができます。
このような関数をエクセルに慣れていない人が作ろうと思ったらWebを検索していろいろなサイトを見て正しい情報を取捨選択して・・・と膨大な時間がかかってしまいます。
ですがこの方法を使えば、2,3分もあればこういった複雑な関数が簡単に作れてしまいます。
この方法はVBAにも応用できますので、ぜひ実践で活用してみてください。
文章をタイピングするのって結構しんどいですよね。最近の音声入力はとても精度が高いため、今回のような指示文章のたたき台を音声入力で行うとかなり時短・楽になりますので是非試してみてください。
参考記事:
AI検索×音声入力攻略ガイド
何をしたら良いのかわからない場合
エクセル初心者にとって、「そもそもなにができるのかわからない」「どんな指示をしたらいいのかわからない」ということがあるかと思います。
そんなときは、
「こんなことをしたいんだけどどうしたらいいか?」
という、そもそもの質問を投げかけてみるとアイディアを提案してくれます。
以下のように質問してみました。
漠然とした質問をするだけで、作る際のポイントや必要な項目などを提案し、表形式で提示してくれました。
こうすると自分の作りたいイメージも具体的に湧いてくるかと思いますので、「もっとこういう項目を追加したい」などと更に指示をしていけば完成イメージが出来上がり、それを作るための関数を前述の方法で作成すれば、エクセルシートの完成となります。
この方法を活用すれば、エクセルの知識がゼロでも、実践でバリバリ使えるレベルの資料作成ができてしまいます!
終わりに
Perplexityでエクセルの関数を作れることを知っていれば、余計なツールを使う必要もありません。
そもそもPerplexityは普段の調べごとやちょっとした文章作成などにとても重宝するツールでもあります。
まだつかっていなかった、という人は無料で利用できますのでぜひこのツールを活用して検索や業務を効率化をしてみてはいかがでしょうか?
ご覧いただきありがとうございました!
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