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データから編集可能なグラフを生成しパワポ出力する方法

はじめに

こんにちは、AIしばです🐶

ChatGPT-4oを使ってデータを編集可能なグラフに変換し、PPTXファイルで出力する方法について解説します。

注意点

今回、無料版のChatGPT-4oでも試してみましたが、機能が制限されており、ファイル出力や長文の入力には対応していませんでした。

そのため、無料版ではこの方法を利用することはできません。

もし、「試してみたい」「仕事で活用したい」という方は、ぜひこの機会に有料版に課金してみてください。

20ドルかかりますが恩恵が大きいため、資料作成業務の多い方にとっては一瞬で回収できる金額かと思います。

ChatGPT:https://chatgpt.com

また、通常の有料版(Plus)では入力したデータがOpenAIに保存され学習データとして利用される場合があります。

機密保持や情報漏洩の心配をされる方は、Team(Enterprise版)を利用すればデータを保持されないためそちらを利用してください。

参考:Enterprise privacy at OpenAI

できること

今回の特徴・できることをまとめました。

ChatGPT-4oを使うと、

  • ウェブ上からデータを取得できる
  • データをグラフにできる(自前のものもOK)
  • 写真のデータでもOK
  • パワポファイルに出力できる
  • 日本語のグラフにできる
  • 編集可能なグラフにできる
  • これらを簡単な指示(プロンプト)で実現する

といったようなことができます。

手順

早速ですが、手順をまとめます。

STEP
データの準備
  • 自分で用意したファイルなどのデータを使用
  • ChatGPT-4oにウェブブラウジングさせてデータを取得

自分でデータを用意する場合

扱えるデータは例えば、

  • PDF
  • Excel
  • Word
  • PowerPoint
  • テキストファイル
  • 画像ファイル(一度に10枚まで)

など、「これできそうかな?」と思えるものは大体できそうでした。

長文にも対応しているため容量の大きいデータでも処理することが可能です。

データを検索する場合

ウェブ上からデータを引用したい場合は「〇〇に関するデータを集めてください」などと指示すればいい感じに集まります。

引用元も表示してくれるので確認可能です。

GPTsである「Consensus GPT」を利用すれば論文のみをリサーチすることも簡単にできます。

参考記事:2億以上の論文データを学習させたGPTs「Consensus GPT」の使い方を解説

STEP
ChatGPT-4oに入力

用意したデータをChatGPT-4oのチャット欄に添付します。

チャット画面にドラッグアンドドロップで貼付け可能です。

プロンプトの入力

次のような指示文(プロンプト)を入力します。

あくまで例ですので、ぜひ理想の出力が得られるように試行錯誤してみてください。

目標: 添付されたデータを基に編集可能な日本語のグラフを生成しpptxファイルに出力をしてください。

どのようなグラフを作るかの指示がない場合は可能な限り様々な分析パターンをグラフにしてください。

制約:グラフを画像出力することは絶対にしないでください。変数データとしてグラフを出力してください。

入力欄:

・どのようなグラフを作るか:

実行:

Output 1: データからエクセルを用いた編集可能なグラフを生成する。

  • データをそのままPowerPointにグラフとして埋め込む方法をとる。

Output 2:グラフをpptxファイルに出力する

Output 3:pptxファイルを確認し必要に応じ文字化けを回避するための日本語フォントを適用する

  • メモリ機能に保存されている日本語フォントを検討する

Output 4:ここまでの処理を確認しもう一度Output 1からの手順を実行する

Goal :データを基にしたエクセルで編集可能な日本語のグラフをpptx形式で出力する

もし編集できない・日本語でない場合は状況に応じ次のようなニュアンスで修正依頼を出してください。

  • 編集可能なグラフに変換してください。
  • 日本語に修正してください。

一度ですべての処理が行われない場合がありますが、修正をお願いすれば処理されるようです。

STEP
グラフを出力する

実際にやってみた例です。

以下のエクセルデータを添付して上記指示文で出力した結果・・・

以下のようなグラフを生成できました。

円グラフや他のグラフ形式にも対応しています。

デザインも指示すれば多少調整がききそうです。

ただし生成されるグラフのクオリティには毎回ばらつきがあるようですので、うまく指示文を考えてみてください。

また、複雑なグラフを指示した場合うまく編集可能なデータにならず画像のままになってしまうケースが有りました。

指示の仕方次第でかなり柔軟性がありそうなので、ぜひいろいろ試して実践で活用してください。

最後に

「これはあまりにも革命過ぎる」と思い、もし需要があればZoomでの勉強会など開催しようかと検討しています。

なので、もしよければ「やってみたい!」や「難しそう…」など、これを読んだ感想、実際に試してみた感想などをいただけると大変嬉しいです!

指示がうまく通らず理想の出力にならない、という場合もDM等送っていただけたらお答えしますし、需要があればまた記事にまとめたりもします。

引き続き良いやり方を調査していきますのでどうぞよろしくお願いいたします!
ご覧いただきありがとうございました!

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